水引の本数の意味|飾り結びを使ったプレゼント用和風ラッピング
水引結びを使ったプレゼント用和風ラッピング(包装)資材を企画・制作・販売する5代目大橋丹治です。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は水引の本数について掘り下げて書いてみます。
一般的な水引の本数は…?
水引は、3本、5本、7本、10本で結んで使用するのが一般的です。
偶数は割り「切れる」ことからあまり縁起が良くないと言う説が一つ。
「偶数を陰数、奇数を陽数」とする古代中国の陰陽説からきているという説もあります。
中国の五行説からの影響で5本を基本とし、3本を5本の簡易版、7本はより丁寧に、10本は5本の倍数として偶数ではなく奇数の5を倍にした二重陽結びで豪華さを表現とするようです。
五行説とは…?
古代の中国から発祥の自然哲学の思想です。
万物は5種類の元素(木・火・土・金・水)からなるという説です。

四柱推命もこの5元素をもとに考えられているようです。
水引紐の9本は…?
9本も奇数で一見良いように感じますが、9は苦を連想するいうことで避けられるという説があります。
が、しかし、その一方で9は中国では縁起の良い数字でそこから考えると使っても良いという説もあります。
(結納品の正式な数は9でして、そこから考える9本も決して間違いではないようにも思えます。)
陰陽説、五行説、、、、。
なかなか水引も奥が深いですね。(笑)
水引紐の2本、4本は…?
当社で大人気のラッピング資材である梅結びですが、上記のことから2本、4本はお薦めしておりません。
水引紐を2本で作った際のエピソード
一つ実際に聞いたエピソードとしては、弊社から水引紐を買って自分で水引細工を作っている水引作家さんがいらっしゃいます。
その作家さんが水引2本で作ったあわじ結びををディスプレーしていたところ、それを見た方が

なぜ、あわじ結びなのに2本で作っているんだ? 不勉強じゃないか?
と言ってきたそうです。
その時はその作家さんは水引の本数の意味について知らなかったため何も言えなったそうです。
とはいえ、デザイン、大きさとして2本や4本を敢えて選択するお客様もいます。

水引紐2本で結ぶ梅結びです。これはこれで小さくて可愛らしいデザインに思えます。
そこは最終的にはお客様の判断にお任せしております。
ただ、上記のような背景をおさえた上で本数を決めるのが良いでしょう。
そして、水引の世界のみならず、日本人は「4」という数字を嫌う傾向にあると思います。
「4」の読みは「し」で「死」を連想すると言われております。
アパートやホテルの部屋番号で「●●4」というのが避けられるのもその一例だと思います。
ですので「2」本より「4」本を選択される場合はより注意が必要かと思います。
ちなみにゴム付けの際、ほとんどのお客様が2つ輪を選びます。
これは、1本のゴムを2重にしているので偶数ではありませんのでご安心ください。
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↓五行説に関しての参考サイト
⇒ウィキペディアの五行説のページ
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2014年11月17日
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